最初に
正月を迎える準備として、しめ縄やしめ飾りなど正月を迎える時期だと思います。
会社や店舗でも、角松や、鏡餅など正月用品を用意することだと思います。
では、この正月用品の勘定科目何を使うべきなのか解説していきます。
しめ縄とは
しめ縄の由来は、こんな神話が元になっていると言われています。
しめ縄とは
ある日、天照大神(あまてらすおおのかみ)は、弟のである須佐之雄命(すさのおのみこと)が悪さばかりすることに怒ってしまい、天の岩屋へと隠れてしまいました。
天照大神は太陽の神です。
その姿を隠してしまったため、世の中が真っ暗になってしまいました。
これに困った八百万の神様はなんとか天照大神を岩屋から連れ出すために、岩戸の前で酒を交わし、踊りだしたのです。
その騒ぎに何事かと思った天照大神が、岩戸からそっと身を乗り出して様子を伺いに来た時に一斉に神様たちは岩戸を閉め、再び天照大神が岩屋に逃げ込まないように、しめ縄で岩戸を縛ったという話が元となっているといわれています。(諸説あるようですが、個人的にはコレが好きです。)
しめ縄は、神様が宿るとされる場所に飾ります。
神社はもちろんですが、山にある大きな岩や巨木、海の奇岩、湧き水池などにしめ縄が飾られるのは、そこには神様が宿っているとされているからです。
また、しめ縄は不浄なものや災いをもたらすのが入り込まないように結界を張る意味で飾る場合もあります。
神社へ行くと、よくしめ縄が張り巡らされていることがありますが、これは「しめ縄より内側は神の領域である」と示しているためで、場所によっては足を踏み入れることを禁止していることもあります。
しめ飾り
しめ飾り
しめ飾りは、しめ縄に願いを込めて縁起物の飾りをつけたのが始まりと言われています。
神社のしめ縄のように、自分の家も神様を迎えるのにふさわしい場所だということを示すためのものであり、または、天照大神の話になぞえて、一度家に入った神様が外へ出ていかないようにするためのものと言われています。
さらに、しめ飾りに使われる飾りにはそれぞれ意味があり、
- 橙は「代々反映しますように」
- 裏白は「裏表のない清らかな心で一年を過ごせますように」
- ゆずり葉は「子孫が途絶えないように」
- 昆布は「喜ぶ」
を表しています。
経理処理
金額的に重要性も低く、お正月などの特定の時期にしか初声視しませんよね?
ですので、実務上は「その他の雑的な出費」とみなして「雑費」が妥当でしょう。
ですが、雑費が膨らむとお上の呼び水になるので当社では「消耗品」で処理をします。
消費税は非課税じゃないの?
とお思いでしょうが、神社や寺院で売っている場合は「不課税」、スーパーで買った場合は「課税」となります。(なぜかは別の機会に)
最後に
使用する科目に特に決まりはありませんが、財務分析や継続性の原則からの見地からも、毎年異なる勘定を使用するのではなく、一度使用した勘定科目を毎年継続的に使用していくことが必要です。
一日一喜
お客様からクリスマスプレゼントでいただきました。
ちょっとした心づかい、嬉しいものですね。