はじめに
みなさんは勘定科目どう分けてますか?
実は、勘定科目の決め方には、厳格な法律の基準がないため、企業のルールや会計ソフトによって異なることもあります。
今回は、勘定科目のルールを解説します。
勘定科目のルール
ルールとして、自由に設定してよいわけではなく、誰が見てもわかるような勘定科目にするなど、以下のような留意点があります。
①一般的に広く使われている勘定科目を使用する(青色申告決算書に記載されている勘定科目や会計ソフトの勘定科目)
②項目ごとの期間比較のため、勘定科目は継続使用する。
③基本中の基本である「資産、負債、純資産、費用、収益」の5つの分類から外れない
ルールさえあれば大体はオーケーですが、以下のことに気をつけてください。
我々のような分析する仕事からすると②が大事です!
科目でなく内容で判断する。
例えばタクシー、代行運転
これって、旅費交通費と思いがちですが,問題は「なぜタクシーや代行運転を使ったか」です。
「使った目的で、科目が変わる」ので覚えてください。
考えられるのは、3つのパターンです。
①接待の帰りに使ったなら、旅費交通費ではなく接待交際費です。
②出張の帰りが遅くなって、帰宅時にタクシー使ったなら、旅費交通費です。
③代行運転も「お酒を飲んで運転できない」から使うので、接待交際費。
またこの時の駐車料金も接待交際費です。
このように「タクシーだから」ではなく「接待だからタクシー」がポイントです。
ポイント
①仕事に関連性があるのか?→経費になる
②なんのためにこの経費が必要か?→お客様のためは交際費
→従業員のためは福利厚生費か給与
ということがポイントです。
最後に
いかがでしょう?
勘定科目は、何にどれだけ使ったのか?自分が知りたい科目に分けるのが重要です。当社だと会計ソフトでは「接待交際費」ですが、内容によって「接待費」「交際費」に分けます。さらに「交際費」を「交際費」「会議費」「慶弔費」に細分化することによって「使いすぎ?」を黙って忠告します・・・
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