はじめに
みなさんは、税理士事務所からもらった決算書見ていますか?
売上このくらい!利益がこのくらい!で税金これくらい!
よし!OK!
なんかもったいないことしてませんか?
せっかく高いお金出しているのだから、もっと活用しましょう。
借入金の表示を変えるだけで、評価が変わる
それでは、質問です。
借入金はどこに表示してあるでしょうか?
基本的に「証書貸付」は固定負債の「長期借入金」
「手形貸付」は流動負債の「短期借入金」ですね!
同じ借入金だからどこでもいいじゃんとお思いの方、
ちょっと「場所が変わる」だけで評価が変わることがあるのです。
評価が変わるのは主に「銀行」
これを見ていこうと思います。
利益が上下するだけで、評価が変わる
ここのポイントは
いつも毎日、毎月、毎年発生する費用か?
この経費は今期だけの特別な費用可?
となります。
では、表示を変えるとどうなるのか見ていこうと思います。
例えば退職金を1000円払った場合を見ていきます。
<損益計算書>
売上 10,000
売上原価 2,000
売上総利益 8,000
販売管理費 6,000⇒ 販売管理費 5,000←退職金を特別損失へ!
(うち退職金 1,000)
営業利益 2,000⇒ 営業利益 3,000←ここに注目!
特別損失 (退職金)1,000
税引前当期純利益 2,000
これだけで、営業利益が1,000円アップしました!もちろん最終利益は変わりません!
営業利益は「営業活動で儲けた利益」ですので、銀行の評価が変わります。
次回は、修繕費を見ていきます。